川を探す

街のこと

街に戻ってきてもいつも川を探してしまう。

今日は私の住む街、SANTIAGO・DE・COMPOSTELA から 南東に13KM 行ったところにある『PONTEVEA』という町の『ULLA 川』を散策しに行く。

いくつもの鴨のチームがいる、雌がもを守るように雄がもが何匹も周りでたむろする。

26歳の時、ふと思い立って滋賀県の実家から鹿児島の『屋久島』まで自転車で旅をした。もちろん、電車や、バスや、フェリーなんかを時々、主には自転車移動で知らない小さな町や、有名な観光地を見て回った。最後にたどり着いた鹿児島の港で、『奄美大島』か『屋久島』かで悩み、結局近い方の屋久島に決めた。その最後の旅の場所で、私は何か目には見えない得体の知れない大きなものに『感謝をする』と言うことを経験する。

左手に見える海に向かって、右手にそびえる山に向かって、『ありがとうございます』 と言いながら自転車を漕いでいた。 ここまで無事にたどり着いた事への感謝、本物の自然を目の当たりにした事への感謝、無意識で湧き上がってくる感謝、この場所にはいくつもの神様がいる、と思った。私にこの景色を見せてくれている神々に対しての感謝。それはとても不思議でとても神聖な感覚だった。屋久島に滞在したいる間ずっと視覚、聴覚が敏感で全てが強烈にクリアに見えた。その島で何か特別なことがあったわけではない。ただ、今までにない不思議な感覚、感情が私の中に入り込んだ。

それ以来自然の中にいると不安定な自分がそうではなくなり、ありがとう、と言う言葉が口を継いで出てくる。 そして全てがクリアに、全てが敏感に反応する。

全ての人が知っている通り、自然には不思議な力がある。  だから私はいつも海や川や山を探してしまう。あの感覚を忘れないために。

そういえば、島についてフェリー乗り場の近くにあるうどん屋さんで食べたうどん。今まで生きてきた中で一番美味しいうどんだった。あまりにも美味しいのでお出汁の種類を聞いたら、『鯖節』だと言っていた。 もう一度あのうどんが食べたい。

                    

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